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zoom RSS 西本智実指揮 リンツ・ブルックナー管弦楽団定期演奏会

<<   作成日時 : 2007/04/19 10:38   >>

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4月18日           ブルックナーハウス(リンツ)
ピアノ:ベネデット・ルポさん

1.プロコフィエフ:古典交響曲
2.ラヴェル:ピアノ協奏曲 ニ長調
3.チャイコフスキー:交響曲第5番
http://www.brucknerhaus.at/www1/de/detail.php?id=5222

4月という、職場での動きも多い時期でもあり、休みをもらって行こうかどうしようか随分と悩みながら色々と調べたところ、リンツ在住の日本人指揮者の方のホームページに、「リンツ・ブルックナー管弦楽団はなかなかレヴェルの高いオーケストラ」とあり、「それならばやはり聴いておきたい!!」、ということで、はるばるオーストリアまでやって来ました。

このコンサートは、2005年のプロムス音楽祭 in プラハ(http://34402263.at.webry.info/200508/article_1.html)の成功により決まったお仕事とか。

ブルックナーさんの交響曲第7番がhttp://34402263.at.webry.info/200703/article_9.htmlの予習時からとても気に入り、出発前日まで毎朝&毎晩聴いていた(飽きないですね〜。聴けば聴くほど好きになります)状態でリンツにやってきました。(そういえばガイドブックを見ていてモーツァルトさんの「リンツ交響曲」も思い出し、”旅の予習(?)”ということであわてて数回聴いてきました(笑)。) 夜のコンサートまで時間がありましたので、ブルックナーハウスへ向かいながらブルックナーさんゆかりの場所を中心に観光。

まずは、ブルックナーさんがオルガニストとして勤めていた旧大聖堂へ。入るとオルガンの響きが…。でも、誰もいないので、CDをかけているのかと思ったら(オルガンは後方上部にあり囲いがあって、入り口を入ってすぐには見えないところにあります)、ストップを替えるカシャっという音や譜面をめくる音が響いたので生演奏だと分かり、「オ〜!(感激)」。
ブルックナーさんもかつてはこうして、教会に誰も居なくても演奏をしていらしたのかなーなどと想像をめぐらせながら聴いていました。とても素敵な曲で、心洗われる時間でした。しばらくしてポツリポツリと入ってこられる方が2人ほど。地元の方のようでした。ここのオルガンの生演奏を聴けると思っていませんでしたので、これは嬉しかったです!!

次に”元祖リンツァトルテ”を食べに「コンディトライ ジントラク」へ。ガイドブックに「名物リンツァトルテはここで」と推薦されているお店だけあって、リンツァトルテともう1種類ケーキを食べましたが、さすがにおいしかったです。店内は他の街中のカフェと違って、とってもきれい。こういうお店は、店員も設備も観光客向けになっているので個人旅行時でも安心していられますね。

次に「コンディトライ ジントラク」の近くにある、にリンツ最大の教会である新大聖堂を見学。

大分ブルックナーハウスに近づいてきました。次はドナウ川湖畔に建つレントス美術館。なかなか面白かったです。エレキギター3台位をアンプにつないでおき、そこへすずめをたくさん放しておいて、すずめがギターの弦にとまるとアンプから音が出るという、まさにすずめ(自然)が奏でる音楽が流れる空間、というものなど、普通の美術館とは一味違った面白いものがありました。ショップでリンツの石を使った指輪を買って、ここのレストランでかなり早目の夕食。

道中ずっと、NHK「世界ふれあい街歩き」のテーマ曲(http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/index.html)が脳裏を流れ、「この番組の取材してるみたい。」とか思いながら、楽しく街歩きを致しました。今回、街中で見かけた私以外のアジア人は女の子3人とレントス美術館の職員1人だけでしたが、いずれも日本人ではなさそうでした。そしてリンツの方は皆さん素朴で親切な方、という印象です。

いよいよブルックナーハウスへ到着。ドナウ川に面した素晴らしいところにあるのですね。お天気は快晴! 夕日が当たって川がキラキラと光っています。停泊しているクルーザーは”アントン・ブルックナー号”。そして、ホール入り口のブルックナーさんのお顔の像の近くには、ホールの縦長い大きな旗と共に、やはり縦長の日の丸の旗とイタリアの国旗(ソリストはイタリア人なのですね)が…。これにも感激!!! 4月のコンサートのポスターでは、今日のものが真ん中で一番大きな写真で作られていました。
川沿いはジョギングをする人や、小さな子どもを連れてお散歩する人など、とても平和な雰囲気。
開演時間までまだ大分あり、ブルックナーハウス内のレストランでお茶でもしようと思いましたが、まだオープンしていないとのことで、隣のホテルのカフェで、ブルックナーハウスとキラキラ輝くドナウ川と周辺の素敵な景色を眺めながら、良い時間が過ごせました。

開場になって中に入るとロビーが広々〜。そこでフリーでもらえるホールの小冊子(ブルックナーハウスマガジン 4月号)には、3ページにわたって西本さんの特集がありました(…せっかく3ページあっても、全部ドイツ語なので残念ながら読めません…)。懐かしい写真も幾つか含まれています。
日本のホールのように、「開場」で席につけるのではなく、ロビーでドリンクを飲んだりはできますが、席へ座れるのは開演直前。お客さんはお年を召した方がほとんどで、皆さんドレスアップしていらっしゃり、クラシック音楽の伝統のある地でのコンサートに来ているのだな〜、という実感がわきました。

いよいよコンサート。オーケストラの1stヴァイオリンに日本人らしき方もいらっしゃいました。(21日追記:後で伺ったのですが、チェロにも日本人の方がいらしたそうです。)
数年前は、西本さんのコンサートの開始前は、いつも「うまく行きますように…。」と客席でお祈りしていましたが、最近の日本でのシンフォニーのコンサートはもう、大船に乗った心地でいつも安心して楽しんで聴いています。が、今回は、ロシア以外のヨーロッパでの勝負!という感じで、またお祈りしてしまうのだろうなー、と思っていたのですが、私もコンサート開始前とてもリラックスしていて、また1曲目を聴いて、西本さんがとても落ち着いていて、余裕のある自信にあふれた指揮に見えましたので、最後までこちらも安心して楽しめました。西本さんは本当に大きくご成長(と私が言ったら失礼かな?)されましたね。

1曲目はとてもプロコフィエフさんらしい曲ですね。なかなか素敵な演奏でした。予習で聴いたCDのものとは全然違う曲のよう。「ブルックナーハウスは音が響かず乾いた音がする」、とあるウェブサイトに書かれておりましたが、今日の演奏を聴く限りでは、そんなに乾いた感じはしませんでした。

2曲目は面白い曲。日本のコンサートでも、もっとたくさん色々な指揮者・ピアニスト・オーケストラで聴ける機会があると面白いだろうな、と思います。

メインの3曲目。大迫力の指揮と演奏!! そして、”お国柄”なのでしょうか、同じ指揮者さんでもオーケストラが違うとこんなにも出てくる音色が違うことがあるのですね。メロディーがゆったりしたところのテンポも、いつもの(今までの?)西本さん指揮のテンポよりずっとゆっくりでじっくり聴かせるように。その他の細かい部分もいつも(今まで?)とは色々と違えていらしたようで、西本さんのコンサートではおなじみの大好きなこの曲ですが、今回はとても新鮮な感じで聴きました。
「ブルックナーハウスで拍手喝采をもらうのは難しい」、とある指揮者の方のご著書にありましたが、今回はコンサートそのものが完全に終る(アンコールは無しでした)まで、力強い大拍手は鳴り止まず、弱まることもありませんでした。「ブラボー!!!」も飛んでいました。

本当にこのコンサートが聴けて良かったです! ここへ来られるようにしてもらった全ての人・事に感謝したいと思います。

※英語版記事:
http://iceskate-iceskate.blogspot.com/2009_01_01_archive.html



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