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zoom RSS プラハ国立歌劇場 ヴェルディ「椿姫」 東京公演

<<   作成日時 : 2007/10/28 00:52   >>

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10月24日  18:30開演   東京文化会館

指揮/西本智実さん http://www.tomomi-n.com/
演出/アルノー・ベルナールさん 
ヴィオレッタ/ノラ・アンセルムさん    
フローラ/アレナ・ミロさん
アンニーナ/ヤナ・マジーコヴァーさん  
アルフレード/ブルース・スレッジさん
ジョルジョ(ジェルモン)/ミゲランジェロ・カヴァルカンティさん   他
プラハ国立歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団
http://www.konzerthausjapan.com/pro1.html

「椿姫」はオペラ映画や日本の舞台(http://34402263.at.webry.info/200707/article_2.html)で何度か見たことがありましたが、今回は、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ 10月号」(ホームページはwww.mde.co.jp)の「インタビュー」にありました、指揮者 西本さんの、「ヴィオレッタの最後のアリアで、彼女の実人生を完結させたいと思っています。その後の出来事は彼女の幻想、というように。」という部分が、どの様に表現されるのか、を特に楽しみにしていました。(この解釈を見た(聞いた)のは初めてでした。) そして当日その部分を見ながら、西本さんの様に、”ヴィオレッタの幻想”と捉える方が自然なのかな、と思うようになりました。

当日はステージに向かって左上から見る席だったので、「ステージ」+「ドラマチックな指揮をされる西本さんを含むオケピット」が、私にとっては劇場の舞台でした。西本さんは熱演! いつもにも増して、大きく快活で美しい指揮で全体をリード。西本さん指揮のオペラを見る時にいつも思うことですが、西本さんの指揮を見ているだけで、オペラのストーリーに引き込まれてしまいますね。

この日の歌手の方々では、父ジェルモン役のミゲランジェロ・カヴァルカンティさんが一番好きでした。ヴィオレッタ役のノラ・アンセルムさんの演技もとても素晴らしかったと思います。

今回の舞台装置は、シンプル(プログラムを読んで、これは演出家の意図だと理解しました)でとてもおしゃれですね。

そしてパーティーのシーンで、女性のダンサーが、自分と体の大きさのあまり変わらない女性のダンサーをリフトしていたのにはびっくりでした。又、このシーンでダンサーの振り付けに際どい動きもあり、ちょっと驚いていたのですが、それは、この「椿姫」というオペラが”娼婦”の話であるという、”古典的”なアプローチでは覆い隠してしまわれることの多い事実を、意図的にはっきりと表現したい、という演出家の考えに基づくものである、ということを、プログラムの「《椿姫》舞台演出手法の考察」の部分を読んで、理解しました。(プログラムのこの部分、とても面白かったです。)

又、オペラ「椿姫」が誕生した時、当時の現代劇としてのその内容が、史実や神話等に基づく内容が慣例だった当時のオペラとしては斬新な題材であった、ということも、今回のプログラムを読んで初めて知りました。

昔から繰り返し上演されるオペラばかりではなく、後世にも残るような、素晴らしい新作オペラが見たいな、などと思っていましたが、今回のプログラムに記載されている様な、昔からの様々のアプローチ方法があること等を知ると、昔から残っている名作を、色々な演出、歌手、指揮者で見て・聴く面白さ・深さがまだまだあるのだな、と思いました。

終演後、主役のノラ・アンセルムさんが、とても満足そうな表情で指揮者の西本さんを迎えに行き、二人でガッチリと手を取り合ったりしている姿が印象的でした。









***********************
「ロシア皇帝の秘宝展」記念コンサート(http://34402263.at.webry.info/200705/article_6.html)で日本初演されたバレエ音楽「スラミス」ですが、初めて聴く曲は最低でも3回位聴かないと、正直なところよく分からないので、やっと(!)先日CDを入手し、何度も聴いてみました。…残念ながら、あまり私の感性にはフィットしなかったのですが、同CDに収録されている「Monolog for Violin and String Orchestra」がなかなか気に入りました。今年もフィギュアスケートシーズンに入りましたが、とても表現力のあるフィギュアスケーターがこの曲で滑ったら、とっても好きなプログラムになるだろうな〜、などと思いました。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
今回の「椿姫」の出来については、賛否両論あるようです。アルフレードがあまりうまくありませんでしたね。
でも、西本さんが渾身の指揮をしていることは、ビンビン伝わってきました。
西本さんのヴェルディのオペラは、また別の作品も見てみたいです。「オテロ」など、きっと良く合うはずです。
kazu
2007/10/28 09:57
kazuさま、こんにちは。そうですね、主役の方々がカーテンコールから引っ込まれる時等、アルフレード役の方は最後の方だったので、この方は、他の歌手に比べてキャリアがまだ少ないのだろうな、と思っていました。
毎年西本さん指揮のオペラが見られるようになると、こちらもその度に色々と勉強になります。(西本さんの指揮でしたら絶対に見に行くので(笑)。) 来年は何でしょうね? 
iceskate
2007/10/28 11:26

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