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zoom RSS ドブロブニク音楽祭(クロアチア) 西本智実指揮&ロシア交響楽団

<<   作成日時 : 2006/09/06 00:49   >>

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クロアチア時間の8月25日     ピアノ:ヴェドラーナ・コヴァーチさん
場所:Ruđer Bošković Squareでの予定が、雨のため急遽Revelin Fortに変更

■音楽祭公式サイト→http://www.dubrovnik-festival.hr/Default.aspx
  プログラム→http://www.dubrovnik-festival.hr/default.aspx?t=13&art=343&sec=47
  フォトギャラリー→http://www.dubrovnik-festival.hr/Default.aspx?sec=110&g=128
    (サムネイル画像をクリックすると写真が大きくなります。)

最近TV等でよく放送され、”アドリア海の真珠”と呼ばれ注目を集めている世界遺産「ドブロブニク(http://www.tzdubrovnik.hr)」。いつかは絶対に行ってみたいと思っていたところ、丁度よく西本 智実さん指揮のコンサートがそこであり、しかも、あのチャイコフスキー未完成交響曲「ジーズニ」を再び聴ける、ということで(今回が生では最後かもしれない(?))、これはぜひ聴きに行きたい!!と、旅費は「!!!!!」でしたが、それだけの価値があると信じて出発。
結果、”最高!!!!!!の夏休み”となりました。

コンサート当日の午前中はドブロブニク観光。リゾートの街でとてもとても美しい景色&歴史的建造物(建造物の方はそれほど迫力は感じられませんでした)でした。その歴史的な建物には今も住んでいる方がいるそうです。1Fがショップ、2Fがリビングルーム(?)、そして、火事になった時に火を遮断し易い、という理由で、キッチンは3F(最上階)にあるのが普通だとか。理にかなっていますね。

そして、雨傘が交互に日傘←→雨傘になるお天気…。
(余談ですが、日傘をさしているのは日本人だけのようですね。今のような地球環境ですと、とても理核屈の通った行為だと私は思うのですが…。)
とても良い天気の下、オープンカフェの空いているところに座って海をバックに記念撮影などしていたら、お店の方が大急ぎで椅子のクッションを片付け始めるではありませんか! 「こんなに良いお天気なのに、雨でも降るのかしら???」と思っていたら突然降り出す大雨…。地元の方はさすがだなあ、と思いました。そんな状態でした。

一通り見所を回ったあとは買い物。
智実さんにお渡しするお花を用意しましたが、今夜は音楽祭がある、ということで良いお花はすべてSold Out。仕方が無いので私はブーケのように作ってあった造花をお渡しすることにしました。
ネクタイ発祥の国、ということでネタクイ以外は、普通のいわゆる「おみやげ物屋さん」ばかりが並んでおり、何件かに入って必死にノルマ(?)のお土産をみつくろいました。店員の方々は、皆さん素朴な感じがし、まだまだいわゆる「観光地」化されていない、という印象。
そういえば、今回の旅で出会った人はすべて、おだやかな良い方々でした。

一旦ホテルに戻り、コンサート用の服に着替えて夕食へ。野外でのコンサートは初めての体験でとても楽しみにしていました。が、なかなかお食事が出てこない…。これではコンサートに間に合わない…、と思っていたところ、雨のためコンサート会場が屋内に変更になり、開始時間も遅くなった、とのこと。少し時間に余裕ができたけれど、それでもお食事がなかなか出てこない(一品終わって次が出てくるまでにとてもとても時間がかかる…)。とうとう一品くらい飛ばしたでしょうか、一応デザートとコーヒーまで飲んで、会場変更のため混乱し、チケット通りの座席に座れるかどうかわからない、ということで、少し早めに会場へ行き並びました。(結局、チケット通りの番号の座席に座れました。) 
出入り口が一つのようで、オーケストラの方々と一緒に出入り…、というとても珍しい状態でした。
混雑の中席に付き、プログラムを入手し、ステージを見るととても近い。運良く、出やすい通路のすぐ横で、指揮台の真後ろの席。

この日は「第57回ドブロブニク サマー フェスティバル」(7月10日〜8月25日の40日間)の最終日。
演奏開始前に主催者(?)の方のご挨拶のようなものがありましたが、何を言われていたのかはよくわかりませんでした。

オーケストラの方々がステージへ入場。やはり狭い感じ。
智実さんは、派手な刺繍(スパンコール? ビーズ?付き)の新衣装。生地とともによく光っていて素敵でした。燕尾服の下に着られているものの前身ごろにも、たくさんの刺繍あり。

一曲目はクロアチア人作曲家(Milo Cipraさん)の
  「Jur ta je Dubrava trvda u mramoru,
   Dubrovnik, the Marble Fortress,
   symphony movement」。

この音楽祭のために作曲された曲。現代曲のような、難しい感じの曲でした。演奏開始早々、西本さんの指揮中の右手がマイクの棒にぶつかる、というハプニングがありました。

ニ曲目はラフマニノフさんの「パガニーニの主題による狂詩曲」。
大好きで、西本さんの指揮で今後たくさん聴きたい、と思っている曲。
ピアニストのVedrana Kovačさんは、初々しくてとても可愛いらしいのですが、ひとたび演奏が始まると、とても力強い弾き方をされる方でした。”大きな才能のあるピアニスト”、という印象。西本さんも目一杯の指揮で、ピアニストもオーケストラもかなり激しい演奏。
6月にも同曲を違うアーチストで聴きました(http://34402263.at.webry.info/200607/article_5.html)が、この時とはかなり違う曲のように聴こえました。
今回の使用楽器はYAMAHAピアノ。世界に進出している日本のピアノメーカーと頭ではわかっていても、こんなに遠くの国のコンサート会場でYAMAHAピアノにお目にかかれるとは、嬉しい気が致しました。

この会場の音響は日本で聴き慣れているホールに比べてあまりよろしくないようで、残念ながらピアノとオーケストラの音が別々に聴こえてきてしまいました。(予定通り野外だったら、どんな風に聴こえたのでしょう…。野外コンサートの音響についてはとっても興味津々でした。)
 
ピアニストの方のアンコールはラフマニノフさんの「前奏曲集 へ短調」。 
 
三曲目が「ジーズニ」(今回がロシア以外でのヨーロッパ初演)。こんなに近い距離で、またこの曲が聴けて幸せでした。聴きながら、あの、日本中(?)が熱狂した「ジーズニ」日本ツアーが思い出されました。今回はその時よりも、更に熟成された「ジーズニ」のように感じられ、西本さんも水を得た魚のようにのびのびと指揮されていたようでした。演奏終了後はとっても充実した感じの表情。「ブラボー!!!!!」
チャイコフスキーさんの曲ではありますが、新鮮で、重苦しくなく、美しい人生に向かってGo Go!という感じのこの曲を私は大好きで、今後も、生で聴ける機会がたくさんあると、大変嬉しく思います。こんな名曲、もし今回が”聴き納め”だったとしたら、とても残念ですしもったいないと思います。

会場の観客から、次々とたーーーくさんの花束。

アンコールは音楽祭のフィナーレらしく、華やかに「くるみ割り人形」の「花のワルツ」。
さきほどの会場からの花束に囲まれて、とっても素敵な”花”のワルツでした。
演奏後、この”たーーーくさん”の花束を必死にすべて抱えて西本さんはステージ袖へ。

コンサート終了後、ステージでのオーケストラの方々自身の片づけ(とても珍しい光景)を間近に見ながら出口へ。

音楽祭最終日、ということで、この後(深夜)に、クロージングセレモニーのためにルージャ広場まで移動するのですが、丁度その時智実さんとスタッフの方々が奥から出てこられ、セレモニー出席者・見学者ともに、一つしかない出入り口から出て、皆で一斉に徒歩で移動。少し雨がぱらついていました。

セレモニーは、聖ブラホ教会入り口の大階段前での、Gonzalo Rubalcabaさんのジャズピアノの演奏(雨のため、ピアノにすっぽりビニールが被せられていました)があり(西本さんは、その演奏をじっと見つめて聴き入っているようでした。本当に”音楽”は何でも(?)お好きなのですね。)、その後、白い服を着た子供たち(the Angel choir members)が音楽祭の旗(the Libertas flag)が掲げてあるポールの周りに座り、そしてしばらくしてからその旗を降ろす、という、五輪閉会式の一部のような趣向のイベントでした。
私たち見学者は、用意されていたひな壇のようなものに乗って見学。
このセレモニーが見られたことは、予定外のとても嬉しい出来事でした。
その後、智実さんは外国人の方々と写真など撮られていたようでした。

TVがいくつか取材に来ており、「ここはクロアチアですよ。日本からいらっしゃったのですか?」等、日本人の観客にインタビューをしていました。

最高!!!に幸せな時間でした。来て良かった!!!です。

西本さんには、これからもこうした華やかな舞台でたくさん演奏していただきたい(こういった姿がとてもお似合いだと感じました)、そして、私はぜひそれを見に(聴きに)行き続けたいたいなあ、と思いました。(お金をたくさん貯めなくては(笑)。)

翌日、西本さんとお話しする機会がありましたが、アドリア海のように澄んだ目で、終始とても幸せそうでさわやかな笑顔だったのがとても印象に残っています。
この日の、レストランからの帰りに見た星は、西本さんの目の中にあった”星”のようでした。




☆2007年2月6日追記:
西本智実さんとヴェドラーナ・コヴァーチさんは、2007年7月27日(金)に、日本で共演されます。↓
http://www.officemusica.com/nishimoto.html

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